経理・総務 / 想定例
請求書・経費資料の整理
請求書や領収書から日付・取引先・金額を読み取り、確認用の一覧を作成します。経理担当者が原本と照合し、会計処理に必要な資料を揃えます。
想定する会社・業務従業員20人、経理担当1人の会社を想定しています。毎月、請求書40件と経費の領収書80件、合計120件を整理します。既存の会計ソフトは継続して使います。
業務量・時間・費用を設定した想定例で、STUDIO ADACHIの導入実績ではありません。実際の効果は業務の内容や運用条件によって異なります。
業務の課題
メール添付、紙、経費申請に分かれた資料を集め、日付や金額を一覧へ入力しています。受け取り先と保存ルールを揃え、AI-OCRで読み取った内容を担当者が確認します。仕訳・税区分・経費として認めるかの判断や、支払承認・送金は、この整理作業に含めません。
導入の目的
月120件で、資料整理は16時間から10時間になる想定です。読み取り項目や例外処理を見直す月1.5時間を差し引くと、月4.5時間、1時間3,000円として13,500円相当です。不足資料の確認や月末の照合作業に充てられる時間で、給与支出がそのまま減るという意味ではありません。
導入後の業務
資料の集め方と一覧の項目を決める
請求書と領収書の受け取り先を整理し、原本ファイルと一覧を対応づけます。日付、取引先、税込金額、申請者、確認状況を必須項目にし、用途が不明な資料は申請者への確認欄に残します。
読み取った内容を確認用の一覧にする
社内で利用を認めたAI-OCRに資料を渡し、必要な項目を読み取ります。読めない文字や複数候補がある金額は確定せず、原本へのリンクとともに確認対象として表示します。
経理担当者が原本と照合する
金額、日付、取引先を原本と照合し、二重提出や不足資料を確認します。確認済みの一覧を会計担当者へ渡します。会計ソフトへの登録方法や承認手順は、現在の運用に合わせて別途確認します。
担当者の確認事項
- 日付・取引先・金額を原本と照合します。税率や内訳が読めない資料は、担当者が確認するまで確定しません。
- 同じ資料の再提出、取消・訂正された請求書、申請者や用途の未記入を確認します。
- 保存先の閲覧権限、ツールへの資料送信の可否、原本の保存方法を社内規程に合わせます。会計判断と送金は承認済みの手順で行います。
支援内容
STUDIO ADACHIは、現在の会計ソフトで使える機能の確認、既存ツールの読み取り設定、確認用一覧と保存ルールの作成、担当者への操作研修、試行結果の確認を支援します。専用システムとの連携は事前相談で範囲を決めます。会計上の判断や支払業務の代行は含みません。
業務の状況を伺い、支援内容と費用を個別にお見積もりします。
まずは無料相談から
AI活用診断は90分・10,000円(税込)です。診断のみでもご利用いただけます。
使用例
以下は説明用に作成したサンプルです。AIの出力は担当者が確認・修正して使用します。
AIに入力する情報・指示
【架空の入力例】請求書PDF:文具A社、請求日10月31日、税込33,000円、支払期日11月30日。資料ID INV-104。日付・取引先・金額・期日を読み取り、記載のない申請者と用途は「要確認」にしてください。
出力例
- 確認用一覧:INV-104/10月31日/文具A社/33,000円/11月30日/原本ファイルへのリンク。
- 確認事項:申請者と購入用途の記載がないため、担当者へ確認が必要。
- 処理状況:原本照合待ち。仕訳・税区分・支払承認は未処理。
費用と効果
月120件の請求書・領収書を対象とした試算です。資料の準備、AIへの指示、人による確認・修正も作業時間に含めます。
月間の削減時間 月約4.5時間
導入前の内訳
- 資料を探し、保存先と申請者を確認
- 2分
- 日付・取引先・金額を一覧へ入力
- 4分
- 原本と照合し、不足資料を記録
- 2分
- 1回の人の作業時間
- 8分
導入後の内訳
- 指定の保存先に資料を揃える
- 1分
- AI-OCRで読み取り、一覧へ取り込む
- 1分
- 原本照合・修正・不足資料の記録
- 3分
- 1回の人の作業時間
- 5分
計算式
月120件の請求書・領収書 ×(8分 − 5分)÷ 60 − 保守約1.5時間 = 月約4.5時間
保守時間は、指示文・参照資料・手順の更新にかかる時間です。
作業時間の費用換算
人件費を1時間3,000円として計算します。勤務時間や給与が変わらなければ、実際の支出は減りません。
| 削減時間の費用換算 | 13,500円約4.5時間 × 3,000円 |
|---|---|
| ツール利用料(仮定) | − 5,000円月額 |
| ツール利用料を差し引いた額 | 8,500円初期準備・支援費は除く |
実際の費用対効果
実際に支払っている残業代が月4時間分、1時間3,500円減る場合は14,000円の支出減になります。ツール仮予算5,000円を差し引くと月9,000円で、導入・継続支援費や準備に伴って実際に増える残業・外注費を差し引く前の金額です。通常勤務内の準備時間は、社内負担として別に確認します。残業や外注の支払いが変わらない場合、時間の短縮による現金支出の削減はありません。時間換算額と残業代の削減額は合算しません。
導入時の準備
初期の社内作業は、項目・保存方法の整理4時間、操作研修4時間、試行と修正4時間の計12時間、1時間3,000円で36,000円相当を想定します。月1.5時間の維持作業と、月120件を処理するツールの仮予算5,000円を別に見込みます。仮予算は製品の実売価格ではなく、件数・機能・契約条件で見積もります。既存機能で足りる場合も含めて診断し、必要な設定と研修だけを相談できます。
- 社内の初期準備時間
- 12時間
- 準備時間を金額に換算
- 36,000円12時間 × 3,000円
研修・導入支援の費用は別途お見積もりします。上記の金額には含まれていません。
導入手順
- よく使う書式の請求書10件と領収書10件を選び、現在の入力・照合時間を記録します。訂正伝票や不鮮明な資料も含めます。
- 同じ20件をAI-OCRで処理し、読み取りから修正・原本照合までの時間と誤読箇所を記録します。支払いには接続しません。
- 書式ごとの修正量、月120件での利用料金、資料を揃える負担を確認し、対象にする資料と手入力を続ける資料を決めます。
導入可否の判断
資料が月数十件で入力負担が小さい場合や、既存の会計ソフトに同等の読み取り機能がある場合は、新しいツールを増やさず運用を整えます。不鮮明な手書きや複雑な明細が多く、修正を含めて時間が減らなければ、その書式は対象から外します。
参考資料
活用方法を検討する際に参照した公開事例や機能資料です。このページの作業手順と試算は、STUDIO ADACHIが想定した条件に基づいています。
- ReiWorQ:I&RビジネスアシストのAI-OCR・RPA活用事例
資料の読み取りと人による確認を組み合わせる方法の参考です。公開事例は多数の顧客を持つ経理代行会社の業務です。本ケースの件数・時間・金額は独自の仮定で、STUDIO ADACHIの導入実績ではありません。
機能・料金・データの取り扱いは、導入時に利用するサービスと契約内容で確認します。