経営管理・営業管理 / 想定例
売上集計・月次報告
売上データを決まった方法で集計し、増減の説明や確認事項の下書きをAIで作成します。計算は表計算ソフトで行い、担当者が数値と説明を確認します。
想定する会社・業務従業員30人、4部門の会社を想定しています。毎月、部門ごとの売上・粗利・予算差異をまとめた報告書を1件ずつ、合計4件作成します。
業務量・時間・費用を設定した想定例で、STUDIO ADACHIの導入実績ではありません。実際の効果は業務の内容や運用条件によって異なります。
業務の課題
管理担当者が販売管理システムのCSVを部門別に加工し、グラフと報告文を毎月作り直しています。元データの列と集計条件を揃え、表計算ソフトの定型集計を更新してから、確定した数値をAIに渡します。数値の計算や増減理由の確定をAIに任せません。
導入の目的
月4件で、報告書の作成は12時間から7時間になる想定です。集計条件や書式を見直す月1時間を差し引くと、月4時間、1時間3,000円として12,000円相当です。定型集計の整備とAIによる文章の下書きを組み合わせた試算で、集計後の内容確認や部門との相談に時間を使えます。
導入後の業務
集計条件を表計算ソフトに固定する
部門、対象月、返品、売上計上日などの扱いを管理担当者と揃えます。集計には確認済みの関数やピボットテーブルを使い、元データの件数と合計を照合できる欄を設けます。
確定した集計から報告文を下書きする
当月実績、予算、前月実績と、担当者が確認した補足情報をAIに渡します。差異や増減率も表計算ソフトで計算済みの値を使います。理由が確認できない変化は、原因を断定せず確認事項として整理します。
部門責任者が説明を確認する
管理担当者が報告文と集計表の数値を突き合わせ、部門責任者が増減理由と対応内容を確認します。受注時期のずれなど、数字だけでは分からない事情を追記してから共有します。
担当者の確認事項
- CSVの対象期間、件数、合計を元システムと照合し、返品や取消、部門コードの変更が集計から漏れていないかを確認します。
- 差異・増減率・粗利などは表計算ソフトで計算し、AIが作成した文章に同じ値が使われているかを確認します。
- 増減理由に根拠があるかを部門責任者が確認します。未確認の要因を断定せず、取引先別の機密情報は必要な範囲だけ扱います。
支援内容
STUDIO ADACHIは、CSVの項目確認、表計算ソフトの集計ひな形と照合欄の作成、報告書の書式・指示文の整備、更新手順の研修、過去データでの検証を支援します。販売管理システムからの自動取得や複数システムの連携は、利用環境を確認して実装範囲を相談します。
業務の状況を伺い、支援内容と費用を個別にお見積もりします。
まずは無料相談から
AI活用診断は90分・10,000円(税込)です。診断のみでもご利用いただけます。
使用例
以下は説明用に作成したサンプルです。AIの出力は担当者が確認・修正して使用します。
AIに入力する情報・指示
【架空の入力例】営業A部10月:売上1,200万円、予算1,100万円、予算差100万円、前月1,000万円、前月比20%増。差異と増減率は集計表で計算済み。担当者の補足は未入力。数値を変えず、原因は推測せずに報告文を作成してください。
出力例
- 実績の要約:10月の売上は1,200万円で、予算を100万円上回りました。前月比は20%増です。
- 確認事項:売上増加の理由は未確認です。大型案件の計上や売上時期のずれについて、部門担当者に確認します。
- 報告書の下書き:実績表・予算差異・担当者の補足欄・翌月の対応欄を、毎月同じ順番で配置します。
費用と効果
月4件の部門別月次報告を対象とした試算です。資料の準備、AIへの指示、人による確認・修正も作業時間に含めます。
月間の削減時間 月4時間
導入前の内訳
- CSVの加工・部門別集計・予算との照合
- 60分
- グラフと増減説明の作成
- 90分
- 数値と説明を確認し、報告書を仕上げる
- 30分
- 1回の人の作業時間
- 180分
導入後の内訳
- 定型集計を更新し、元データと照合
- 30分
- グラフを更新し、AIで説明を下書き
- 30分
- 増減理由を確認し、説明を修正・承認
- 45分
- 1回の人の作業時間
- 105分
計算式
月4件の部門別月次報告 ×(180分 − 105分)÷ 60 − 保守1時間 = 月4時間
保守時間は、指示文・参照資料・手順の更新にかかる時間です。
作業時間の費用換算
人件費を1時間3,000円として計算します。勤務時間や給与が変わらなければ、実際の支出は減りません。
| 削減時間の費用換算 | 12,000円4時間 × 3,000円 |
|---|---|
| ツール利用料(仮定) | − 3,000円月額 |
| ツール利用料を差し引いた額 | 9,000円初期準備・支援費は除く |
実際の費用対効果
実際に支払っている残業代が月3時間分、1時間3,500円減る場合は月10,500円の支出減になります。ツール仮予算3,000円を差し引くと月7,500円で、導入・継続支援費や準備に伴って実際に増える残業・外注費を差し引く前の金額です。通常勤務内の準備時間は、社内負担として別に確認します。残業や外注の支払いが減らなければ、時間換算額に相当する現金は残りません。両者を合算して効果を計算しません。
導入時の準備
初期の社内作業は、集計条件・ひな形の整備8時間、更新手順の研修3時間、過去データでの検証5時間の計16時間、1時間3,000円で48,000円相当を想定します。月1時間の維持作業と、管理担当者1人分のツール仮予算3,000円を見込みます。既存の表計算ソフトを利用する想定で、追加ライセンスが必要な場合は別に確認します。月4時間の短縮規模に見合うか、初期費用を含めて判断します。
- 社内の初期準備時間
- 16時間
- 準備時間を金額に換算
- 48,000円16時間 × 3,000円
研修・導入支援の費用は別途お見積もりします。上記の金額には含まれていません。
導入手順
- 1部門の過去3か月分を使い、現在の報告書の集計条件と作成時間を確認します。返品や部門変更がある月も対象に含めます。
- 定型集計で過去の確定値を再現し、集計が一致してからAIで説明文を作ります。準備・照合・修正を含めて時間を測ります。
- 次の月次報告で実際に使い、責任者の確認にかかる時間と書式の修正量を記録します。他部門にも共通の集計条件を使えるかを確認して対象を広げます。
導入可否の判断
元データの項目や計上ルールが毎月変わる場合は、集計条件の整理を先に行います。既存システムから必要な報告書が出せる場合や、文章の作成負担が小さい場合は、その機能と書式の調整だけで対応できるかを確認します。
参考資料
活用方法を検討する際に参照した公開事例や機能資料です。このページの作業手順と試算は、STUDIO ADACHIが想定した条件に基づいています。
- Microsoft:ユーザーサイドのCopilot・Power BI活用事例
報告業務の集計方法とAI活用を併せて見直す方法の参考です。公開事例は複数業務・ツールによる改善です。本ケースの件数・時間・金額は独自の仮定で、STUDIO ADACHIの導入実績ではありません。
機能・料金・データの取り扱いは、導入時に利用するサービスと契約内容で確認します。